セミナーに参加しました
2022年4月2日
先日、「『すべて』の先生を救う!GIGA×働き方×学力向上 学校現場改善セミナー」に参加してきました。
私は教員ではありませんが、PTA時代にお世話になった玉置先生や、親塾などを主催されていてとても尊敬している多賀先生がご登壇ということだったので、どんなお話しが聞けるだろうかと楽しみに出かけてきました。
玉置先生の仕事日記に、当日のセミナーの紹介があります。
コロナ禍の影響を受けて、学校が大混乱になってから、早2年。
一斉休校から始まり、多くの行事の中止や縮小、学級閉鎖や時間差登校などもありながら、オンライン授業の導入を急いだり…と、学校現場はたいへんなご苦労をされながら、変わろうとしています。
我が子が卒業すると、一般の保護者は学校との関わりがなくなってしまいますね。
私も、遠くから「学校がたいへんだ!」という様子をながめているばかりでした。
今回のセミナーに参加して、学校の現状や、これからの教育が目指す方向性のようなものがおぼろげながら見えてきたように感じました。
以前から感じていたことですが、これからは、ますます教員以外の大人が学校に関わっていく必要がある、ということを強く思います。
先生以外のいろいろな立場の大人と関わることは、社会の多様性に触れるという点から見ても、子どもたちにとって有益なことではないでしょうか。
学校に求められることがどんどん増えて、おまけに責任重大になってきている今、先生方だけでは業務がさばききれないのは明らかです。
先生方には、本来の教育活動に注力していただきたいです。
そのためにも、今の業務を根本的に見直して、役割分担をする必要があるだろうと思います。
そしてそれは学校だけに押し付けるのではなく、私のような普通の地域の人たちも、一緒に引き受けていくべきなのでしょう。
しかし、学校の外にいる大人は、ほとんど無関心です。
少しでも関心を持ってもらえるように、まずは「知らせる」ことが大切ですね。
私ができることは、ほんの小さなことですが、学校の現状に関心を寄せながら、外から見た視点でそれをお伝えしていきたいと思っています。
小言を伝えました
今年も、玉置ゼミの卒論発表会に参加させていただきました。
「玉置ゼミのお母さん」(自称・笑)ということで、例年お誘いいただきありがたいことです。
この卒論発表会、準備から当日の進行などの運営全般は、後輩ゼミ生が担当します。
今年は7期生が担当しました。
来年は自分たちが発表する立場になるので、6期生の発表は参考になったことでしょう。
また初参加の8期生にとっては、卒論発表会がどのようなものなのかを知る機会になりますし、来年は自分たちが運営をするんだという自覚も生まれたことでしょう。
こんな感じで、ゼミの伝統が受け継がれていくのを見るのもうれしいことでした。
今年の卒論発表会では、準備の段階で少し残念なことがありました。
先ほど、会の運営は後輩ゼミ生が行うと書きましたが、参加者への連絡なども彼らが担当してくれます。
日時や会場のこと、当日の進行についてなど、必要な情報を連絡してくれます。
これらはメールでのやり取りになるのですが、そのメールがなかなか来ない(泣)
私は例年参加しているので、だいたいの流れはわかります。
しかし、日時や会場については早めに知らせてもらわないと、都合が合わせられないこともあります。
かなり直前になってメールが届き、慌てて予定の調整をせざるをえない事態になりましたが、事なきをえて参加することができました。
当日の発表会が無事に終わって、彼らも「やり切った」と安堵しているだろうと思うと、その気持ちに水を差すのもどうかとためらったのですが、余計なお世話を承知で、小言を伝えました。
こうした経験の少ない学生の彼らは、関係者への必要な連絡はどうするべきだったのか、おそらく知らないからできなかったのだと思います。
教えられていなければ、知らなくても仕方ないことです。
いずれ社会に出る人たちですから、誰かが教えてあげなくてはと思い、あえてスルーせずに指摘することにしました。
私が伝えたかったのは、メールのマナーのことだけではありません。
相手への思いやりを持ってほしい、ということもです。
そのために、相手の立場で考えるための想像力を働かせてほしい、という思いも込めて伝えました。
ゼミ生にとっては耳の痛い指摘だったろうと思いますが、彼らは真摯に受け止めてくれ、誠実に対応してくれました。
耳の痛いことも、うっとうしいことも、伝え続けるのがお母さんの役割だと思って(笑)、これからも彼らを見守っていきたいと思います。
玉置ゼミ6期生卒論発表会
岐阜聖徳学園大学の玉置ゼミの卒論発表会に参加しました。その記録です。
2022年1月26日
新型コロナウイルスの感染状況をにらみながら、直前まで対面での開催を検討していたそうですが、残念ながら、今年も昨年に引き続きオンラインでの開催となりました。
たしかに、「対面で、生の発表を聞きたい」という思いはありますが、わざわざ大学まで出かけなくても自宅で参加できることのメリットは、実はけっこう大きいなと感じています。
今年の6期生の卒論も、多種多様で、授業づくりに関するもの、学級経営に関するもの、子ども理解に関するものなど、ゼミ生それぞれの観点に感心させられるものばかりでした。
テーマ選びから、研究の進め方、論文へのまとめ方など、苦労した経験はきっと今後に役立つことでしょう。
大きく成長した姿を見せてもらえて、とても感動しました。ありがとうございました。
卒業のための大きな山を越えてホッとした表情を見せていた6期生の皆さん。お疲れさまでした。
でもこれがゴールではありません。
これから社会に出ても、「学びの道」は続きます。
一緒に「学びの道」を楽しみましょうね。
7期生のゼミ合宿のお手伝い
岐阜聖徳学園大学玉置ゼミのゼミ合宿のお手伝いをさせていただいた記録です。
2021年12月19日
年末の恒例となった、岐阜聖徳学園大学玉置ゼミのゼミ合宿のお手伝いをしました。
ありがたいことに毎年声をかけていただき、私もとても楽しみにしている行事です。
今回は7期生の皆さんが、初めての模擬面接を体験しました。
私は教員ではないので、教育に関して突っ込んだ指摘はできませんが、経営者の立場で、心に留めておいてほしいことをお伝えしました。
毎年、この時点では緊張でガチガチの学生さんたちなので、「良かった点をしっかり伸ばせば大丈夫!」ということを伝えます。
7期生の皆さんは、「緊張して話せなかった…」と口々に言っていましたが、そんなことを感じさせないくらい落ち着いた態度に見えました。
落ち着いて見える、というのはとても有利なことです。
それを活かしながら、これから練習を重ねれば、きっと本番も大丈夫ですよ。
また、ゼミ合宿では先輩ゼミ生が手伝いに来てくれるのも、定番になっています。
今年も6期生が全員参加してくれて、自分たちの経験を、しっかり後輩に伝えてくれていました。
前年は緊張にふるえていたゼミ生たちが、次の年には先輩として頼もしい姿を見せてくれることは、私にとっても、まるで我が子の成長を見るようで、うれしいことです。
こんなふうに、ガチガチにではなく、ゆるくつながって関わらせていただけることに感謝しています。
私自身も、若い世代の今を見せてもらいながら、一緒に学んでいきたいと思っています。
第14回 教育と笑いの会 開催御礼
教育漫才「学校RR」として、「第13回教育と笑いの会」に登壇した記録です。
2021年11月27日
昨年の第13回に引き続き、今回もオンライン開催となりました。
前回のときに、「来年はコロナ禍が落ち着いて、いつものようにリアルで開催できるといいね」と出演者みんなで話していました。
が、新型コロナウイルスは変異を繰り返しながら流行し続けていて、今回もまだ収まっておらず、残念ながら、オンライン開催となりました。
「学校RR」は、1年ぶりの舞台となりました。
少ない練習時間でも、自然に息がピッタリ合うのは、これまでの経験が物を言っているのでしょうね。
私のペースに合わせてくれる相方さんのおかげです。いつもありがとうございます。
今回もいつものように、心地よい緊張感の中、楽しく元気に務めさせていただきました。
オンライン開催ということで、いつもなら遠くて参加できないよ…という方にも、気軽にご参加いただいたようです。
コロナ禍のおかげで、これまでどおりにいかないことをたくさん経験してきました。
「この状況じゃ無理だね、できないね」とあきらめるのは簡単です。
そんなときに、「難しいけど、何かできる方法はないかな?」と考えることで道が開けることもある、ということも知りました。
ピンチはチャンス、と言いますね。
前を向いて、何かできることはないか、と考える強さを持てるといいなと思います。
2022年11月には「第15回教育と笑いの会」が開催されることが決定しました。
そのころ、世の中がどうなっているのかは、誰にもわかりません。
状況に合わせて柔軟に対応しながら、今できることを考え、積み重ねて、また皆さまに元気な姿でお会いできたらいいなと思っています。
情報共有は保護者にもしてほしい
「EDUCOM元気な学校づくりフォーラム2021オンライン」での学びの記録です。
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情報共有は保護者にもしてほしい
フォーラムの登壇セクションの中で問われたことは、他にもありました。
「通知表が紙ではなく、データになってネット上で見られるようになる、というのはどう思いますか?」
これは、私は大賛成です。
通知表と言えば、以前は、先生の手書きの所見欄を見るのが楽しみでした。
今では、所見欄もワープロで打たれたものを印刷した紙が貼り付けられていて、手書きの箇所はありません。
先生方の労力は相当なものでしょうし、そもそも所見欄には「何が書かれているか」の中身が重要なのであって、手書きかどうかは問題ではありません。
ですから、全てをパソコンで作成して、それを印刷してファイルに綴じる、という作業をしているのであれば、それは紙ではなくデータで十分だと思います。
もちろんセキュリティについての課題はあるでしょうが、クラウド上に通知表データが置かれているのであれば、いつでもどこからでも見ることができます。
紙の通知表がどこへいったかな~と探し回らなければならない心配もありません(笑)
先ほども書いたようにセキュリティのことや、すべての保護者がネットにアクセスできない可能性があることなど、いろいろと課題はあるでしょう。
しかし、学校側が、保護者に丁寧に説明すれば、きっと理解が得られるだろうと思います。
十分にできる環境は整っているのですから、やってみればいいのではないかと思っています。
「まずやってみる」という姿勢を示せる学校であってほしいと思います。
そして、そんな学校を応援していく気持ちを、持ち続けていきたいと思います。
心の天気
「EDUCOM元気な学校づくりフォーラム2021オンライン」での学びの記録です。
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心の天気
EDUCOMが提供している製品の中に「心の天気」というシステムがあります。
これは、子どもたちが、自分の気持ちや状態を、天気に例えて毎日入力するものです。
導入している学校では、朝登校したらすぐに入力したり、帰りの会で一日を振り返ってみて入力したりしているそうです。
入力も、お天気アイコン(晴れ、くもり、雨、雷の4種類)をタップするだけですから、小学一年生でもできます。
先生方は、子どもたちが入力した「心の天気」を生活指導などで活用されているということでした。
とても良いなと思ったのは、この「心の天気」の情報が、全校の先生方で共有されていることです。
担任の先生は毎日子どもと接しているわけですから、子どもたちの変化に気付きやすいでしょう。
しかし全校で共有していることで、他の先生にも情報が行き渡り、多くの目で子どもを見守ることができるようになります。
もちろんこうしたシステムが導入される以前でも、先生方は担任クラスだけでなく、他クラスや他学年など多くの子どもたちの様子を見守ってくれていました。
しかし大規模校など、子どもの数が増えれば、全ての子どもの状態を把握するのは困難です。
ですから、このシステムのように、直接触れ合っていなくても子どもの状態が可視化されていることは、先生方にとってはありがたいことでしょう。
そして子どもにとっても(保護者にとっても)、多くの先生方に見守られているのは安心につながりますね。
さらに、全校で共有されていることの利点として、若い先生方へのフォローがしやすくなることもあるだろうと思います。
見た感じの様子と、心の天気が必ずしも一致するとは限らないでしょう。
そんなとき、ベテランの先生方は、経験から気付く勘を持っています。
そうした経験や勘を伝えるきっかけ作りに、「心の天気」は役立ちそうです。
経験が少ない若い先生方が気付かない部分を、ベテランの先生方が察知してフォローしていくための大切な情報の一つが「心の天気」だと感じました。