「地域学校協働活動推進員情報交換会」に参加
2020年7月3日
先日、北名古屋市の小中学校で地域学校協働活動推進員(地域コーディネーター)をされている方々の「情報交換会」に、オブザーバーとして参加する機会がありました。
当市では、かなり前から「コミュニティスクール化」が推進されており、市内全域でコミュニティスクール(地域学校支援本部)が設置され、活動しています。
その取り組みをお手本にしようと、全国から視察が訪れています。
長年にわたり実績もあり、すっかり地域学校協働活動が地域に根付いている市ですから、今回のコロナ禍による学校の休校に対して、どのように協働活動をしてきたのか、とても興味を持っていました。
熱心に取り組まれているベテランも多く、きっと余裕で切り抜けてこられたのだろうと思っていました。
しかしお話しをうかがってみると、やはり前代未聞の事態に直面して、実際には皆さんの活動にも大きな影響が出たとのことでした。
新学習指導要領では、「予測困難な社会」に対応する力を子どもたちに付けようという目標が掲げられています。
今回のコロナ禍は、まさに「予測困難」な事態です。
前例のない事態で、大人は右往左往しています。
とくに学校が休校になったことで、教員も保護者も、コロコロ変わる国や行政の指針に、振り回されっぱなしでした。
地域学校協働活動推進員の皆さんは、日ごろから学校の支援を積極的に行っておられるので、「何とか力になれないか」と苦悩されたようです。
しかし、感染拡大予防の必要から、「自分たちが学校へ行くことで、先生方に余計な心配をかけたくないし、邪魔になるようなことになっては迷惑をかけてしまう」と、断腸の思いで学校と距離を置いたという声もありました。
言葉の端々に、学校と共に地域の子どもを育てることへの意欲を感じ、また先生方へのいたわりの思いを感じました。
皆さんのその優しい思いが、学校に、あるいは先生方に伝わっているといいな、と心から思いました。