【2018年】ミニ講演@愛される学校づくり研究会同窓会
2018年9月15日
過去に登壇した記録です
今日は「愛される学校づくり研究会同窓会」
解散から7ヶ月。皆さんがそれぞれの場所でご活躍なのはうれしい限り(^o^)
話題提供に手を挙げて、「『大人の学び場』で思うこと」をお話しさせていただきました。
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新しい学習指導要領のテーマである「主体的・対話的で深い学び」。
学校では、このテーマの実現のためにあれこれと取り組んでおられます。
学校の外からその様子を見ていて、「主体的・対話的で深い学び」というテーマだけが一人歩きしてしまっているんじゃないかなぁ…と思うことがあります。
大切なのは「どんな子どもに育ってほしいのか」という未来の子ども像を、シンプルに具体的に、関わる大人が共有することなのではないかなと思っています。
そして、それは「どんな大人になってほしいのか」という大人の在り方への願いにもつながっていくことなのではないかな、とも思うのですね。
子どもたちのために、と学校はがんばってくれていますが、子どもに求めるのであれば、我々大人も「主体的・対話的で深い学び」がどんなものなのか体験した方がいいのではないかな、と思いませんか?
地元で開催している「人間共育道場」では、毎回ゲストをお招きして、人生観や教育観などさまざまな話題をお聞きします。
その話題をベースに、「自分はどう考えるか?」を参加者同士でわいわいと話し合ってもらいます。
さらに、グループごとの意見を全体で共有して、自分とは違う意見や価値観に触れてもらいます。
毎回、参加者からは
• ゲストのお話しは、なかなか聞けないような内容なので、とてもよかった。
• グループで話すとき、自分のことを話すのが苦手だったけど、他の人がしっかり聞いてくれてうれしかった。
• グループで話してみて、他の人の感想や意見が聞けたのでよかった。
• 全体でシェアすると、もっといろいろな意見があるんだということがわかった。
というような感想が出ます。
これって、大人版の「主体的・対話的で深い学び」なのではないかな、と思うのです。
大人の学びの一つのカタチとして、こうした会を続けていくことにも意義があるのではなかろうか、と自画自賛しつつ(笑)、皆さんはどんな未来の大人を育てたいと思っているのか、ちょっと立ち止まって考えてみていただけるといいな、というお話しをさせていただきました。