ちょうどよい距離感
友人との再会で改めて思ったのは、つながりのありがたさです。
それぞれが一歩踏み出してつないだ縁のおかげで、学び合うことができるのですね。
今は、SNSなどで四六時中人とつながることができる時代です。
いつでもつながれることのメリットはたくさんありますが、逆にそのことで息苦しさを感じてしまうデメリットもあります。
私は、つながることには適度な「距離感」が必要だと思っています。
近すぎず遠すぎず、お互いにとって「ちょうどよい距離感」が持てる関係は、会った時に心地よい時間が過ごせますし、本当にありがたいことだなといつも感謝しています。
どうして「ちょうどよい距離感」でいられるのでしょう?
価値観が似ていて、お互いの考えに共感しやすいこともあるでしょう。
境遇が似ていて、お互いの状況を理解しやすいこともあるかもしれません。
けれども、一番必要なのは「相手を尊重すること」ではないかと思います。
お互いに尊重し合うことで、自分の意見と違っていても「そういう見方もあるよね」と受け入れられるのではないでしょうか。
誰でも、否定されると辛いですし、悲しくなります。
自分のことを否定してくる人とは、距離を少し遠くに置きたくなります。
これも、自分とその人の「ちょうどよい距離感」と言えるのかもしれません。
自分にとっての「ちょうどよい」は、必ずしも相手にとってもそうだとは限りません。
それを自覚して、ただ我慢するのではなく、ただ押し付けるのでもなく、自分も相手も尊重できる距離感が持てるといいですね。