聞けなければ、会話にならない
前回のブログの続きになります。
会話が成立していないな…と思うのは、政治の世界だけの話ではありません。
身近なところでも「かみ合っていないな」と感じることがあります。
こちらが聞いたことに対して、的確に答えることができない・・・という場面に出くわすのです。
それにはいろいろな要因があるでしょう。
そもそも聞き方が適切ではなくて、聞きたいことが伝わっていないのかもしれません。
聞かれた側が勘違いしていることもあるかもしれません。
けれども気になるのは、聞かれた側が、自分の都合の良いように解釈を捻じ曲げて答えることです。
それで答えたつもりになっているので、質問した側の戸惑いに気づかないどころか、理解できないそちらが悪いんでしょ、と相手のせいにしてしまいます。
聞かれた側が、誠意をもって、聞いた人(質問した側)の意図を汲み取ろうと歩み寄らないと、いつまでたっても会話は平行線のままかみあいません。
聞かれた側に、そうした認識がないことに、時々出くわします。
SNSでは、一方的に自説を押し出すことが多いですね。
そのことと、「人の話が聞けない」「意図がつかめない」ということが関係しているように思えます。
丁寧に聞くこと。文脈を読むこと。
これらは、会話ばかりでなく、その先にある対話にも必要なことだろうと思います。
ぜひ子どもたちに付けてほしい力だなと思っています。