「キャリア」を考えた一日

【昨日のなるほど】

昨日は、記せずして「キャリア」を考える一日となった。

午前はママたちの勉強会にお邪魔して、お母さんの立場で。

そして午後は、中小企業向けの人材活用（採用）セミナーに参加して、経営者の立場で。

どちらも当事者（お嬢1号は就活真っ只中だし、人材採用は会社の一番の課題でもある）なので、それぞれに興味深く話を聞いた。 

午前の部、おもしろいなと思ったのは、会の構成。

講師の柴田朋子さんは、先日小学校でキャリア教育を担当されて、それを参観したママたちは、後日「振り返り会」をしたそうだ。

そこで出た「モヤモヤする疑問」を講師にぶつけてみよう、というのが今日の会の趣旨で、さまざまな質問に講師が答えながらキャリア教育について考えるというプログラムだった。

これがまたとてもよくて、質問は参加者が抱えている悩みだったり問題意識なので、質問者以外の参加者も「なるほど！」と思えるし、自分ならどうするか…と自分に引き寄せて考えることもできる。

参加者の興味関心に寄り添った回答（というか講師の思い）を返しつつ、皆さんの視野を広げるように話を展開される講師の手腕にも感服した。

私自身は他の参加者よりもずっと上の世代で、なおかつ経験済みのことも多いだろうと思われる世代なので、講師の思いや考えには大いに共感した。うんうん、そうそう、ほんとそうです！と心の中でずっと叫んでいた（笑）

質問を聞きながら、「なるほど、今のママたちはこういうことが不安なんだな」「それは知らないのか」「あぁそういうところが気になるのね」などなど、ほほぉ～と感心しつつ、意外な視点をたくさんもらえた。

そうか、そういうことで悩んでいるのか、不安なのか、ということがわかったことで、その悩みや不安を共有して、みんなで考えてみるような場が作りたいなと思った。

「キャリア教育」という枠組みだけでなく、キャリアを考えることは生き方を考えることにつながっているんだよ、というお話しが保護者の皆さんとできるような会をやってみたい。

今日のような会を、小さく、いろいろな場所でできれば、それは広い目で見れば「学校の応援団」を増やすことにつながるだろうと感じた。

需要はないかなぁ…？　おもしろそう！と思った方、一緒に企画しませんか？（笑）

お久しぶり～の方々の元気な姿に会えて、うれしく楽しい時間でした。

主催者をはじめ、関係者の皆さま、ありがとうございました。