情報との付き合い方
連日、新型コロナウイルスの感染拡大のニュースが、大々的に報道されています。
おそらくまだしばらくは、感染者数の増加は避けられないでしょう。
私たちの生活にも、徐々に影響が広がっています。
ついに、全国の小中高校に休校の要請が出されました。
こんなときこそ、情報の取り方、活用の仕方を考えてみませんか?
テレビや新聞などのメディアだけでなく、速報性のあるネットの情報はとても便利です。
またSNSで誰でも発信できるようになったからこそ、身近でローカルな情報もたくさん集まるようになりました。
情報は取ろうと思えば、簡単に、どれだけでも取れるようになりましたね。
けれども、「人は自分の見たいものしか見ない」ということを、忘れないでください。
発信されている数多の情報も、「発信者のバイアス」がかかった情報である、ということを覚えておいてください。
つまり、発信者は自分の主張に寄せた発信をしているので、それが必ずしも受信側の私に合った情報だとは限らない、ということです。
ネット上に集まっている情報の中には、真偽の定かでない情報や、まことしやかなデマの情報が山ほどあります。
どうか、そうしたあやふやな情報に振り回されないようにしてください。
ものごとはいろいろな見方ができますから、「これが正しい!」という人もいれば、「いや、そうじゃなくて、こっちが正しい!」と反対のことを言う人もいますし、あるいは「どっちも正しくない。本当に正しいのはこっち!」と第3、第4の意見を言う人もいます。
多面的に、複数の情報に当たることが大切です。
その中から、どの情報が自分にとって必要なものなのかを判断するのは、私たち自身だということを自覚しておきたいですね。
犯人捜しをして、誰かを責めても、問題は解決しません。
たくさんの情報の中から、自分に合った(必要な)情報を見極めて、今自分にできることを、できる範囲でやっていきたいですね。