「ありがたい」を思い出そう
今日は、「東日本大震災」が起きてから、9回目の3月11日です。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、慰霊の行事が中止されたり、縮小されたり、さまざまな影響が出ているようです。
当時、被災地で起こったさまざまな出来事から、私たちは多くを学んできたはずです。
けれども、今の新型コロナウイルスの騒動でも、同じようなことが繰り返されているような気がしています。
根も葉もないデマが拡散して、生活必需品が売り切れになったり…
我先にと奪い合い、けんかになる人たちがいたり…
店員に暴言を吐いたり…
政府の要請により、仕方なく家で過ごしている子どもたちの声がうるさい、と苦情が出たり…
先が見えない不安が、大人の心も、子どもの心も、ささくれ立たせているようです。
非常時になると、私たちの生活は、いろいろなものがギリギリのバランスを保って成り立っていたことに気が付きます。
ふだんの生活では、マスクやトイレットぺーパーがいつでも買えることや、学校で給食を食べられることなど、当たり前すぎて感謝することもないけれど、実はそれは誰かが準備してくれているからできていたんだ、ということに、こんな時だからこそ気が付きます。
こんな時だからこそ、9年前の大震災のときのように「ありがたい」「ありがとう」という感謝の気持ちを思い出したいですね。
一日一度でもいいので、笑顔で「ありがとう」を身近な人に伝えてみませんか?