「しつもん読書会」やってみました(3)
良いしつもんは、学びを深める
私が「しつもん読書会」をやってみて実感したことは、他にもあります。
それは、「良いしつもんは、学びを深める」ということです。
私はありがたいことに、たくさんの学校の先生方とご縁をいただいています。
そうした先生方からよく聞いていたのが、「発問は、子どもたちが学びを深めるのに、とても重要な要素だよ」というお話しでした。
授業の中で、子どもたちの思考を刺激する発問(問い)が出されれば、子どもたちが自分で考える機会が生まれて、そこから思考が広がったり、深まったりする、ということですね。
なるほど、発問は大切なんだな、と思っていました。
先日の「しつもん読書会」で、私がしたことは「しつもんに答えてもらう」ということです。
この「しつもん読書会」は、今回の読書会で使用した本の著者であるマツダミヒロさんが開発されたメソッドに基づいているので、ここで出されるしつもんには選び抜かれた基本形があります。
それらのしつもんがとても良いことも、今回の「しつもん読書会」が参加者にとっても、ファシリテーターである私にとっても、実りある学びを実感できた要因だと思います。
しつもんに答えたおかげで、参加者に気付きが生まれたり、新しい視点を知ったりできたわけですから。
これは、「授業における発問と同じことなのだな」と気付きました。
まさに、「良いしつもんは、学びを深める」ということを実感できました。