オンライン講義のトピック(4)
愛教大のオンライン講義で、学生さんに向けてお話ししたトピックを紹介していきます。
協働事例 ~つなげる~
学校をひらくために、私にもできることを考えていくうちに
つなげる・つながる
ということに、たどり着きました。
この「つなげる・つながる」は、私にとって、学校と協働するときの大切なテーマになりました。
私がやってきた「つなげる・つながる」には、大きく二つの視点がありました。
- 保護者と教員をつなげる
- 子どもと大人をつなげる
先ほどお話しした中にもありましたが、「社会に開かれた教育課程」を実現するためには、子どもの育ちに関わる大人たちの協働が欠かせません。
けれども実際には、大人がゆっくり話をする機会もなく、お互いに相手をよく知らないまま活動をしていることが少なくありません。
私は、先生方の思いを知れば知るほど、保護者にはそれが届いていないな…伝わっていないな…と、残念に思っていました。
ですから、お互いを知る機会を作って、保護者と教員をつなげようと思いました。
これが1つ目です。
2つ目の、子どもと大人をつなげるというのは、先生や保護者以外の大人、つまりもっと広いつながりを子どもたちに作ってあげたい、という思いでやってきたことです。
子どもたちは、普段とても狭い世界で生きています。
でも実際の世界は、とても広いものですね。
それに、身近な地域などにもいろいろな大人がいて、その人たちはたくさんの知恵を持っています。
そんな人たちとつながる機会が持てれば、子どもたちの視野が広がるだろうと思いました。
次は、「保護者と教員をつなげる」「子どもと大人をつなげる」、それぞれの視点で具体的にどのような協働をしてきたのかをお話しします。