まったり屋ベティのブログ

元PTA会長のまったり屋ベティがお届けする「学び続ける大人」のつぶやきです。

ボランティアさんの葛藤

「地域学校協働活動推進員情報交換会」に参加して、感じたことや考えたことをお伝えしていきます。

ボランティアさんの葛藤

情報交換会で複数聞かれた意見に

学校からの連絡がなかったので、どう動いていいのかわからなかった

学校からは「とにかく来ないでください」と言われて、拒否されているように感じた

というものがありました。

 

中には、「学校は今大変だろうから」と、地域学校協働活動推進員さんの方で学校に遠慮して、あえて連絡はしなかった、というお話しも出ました。

 

ちょうど年度替わりの時期と重なっていたこともあり、例年であれば新年度の活動方針を立てる時期なのにそれもできず、さらには今後の活動がどうなるのか、PTAとの連携をどうするのかなど、先行きが不透明だったことで、皆さんがご苦労されたことが伝わってきました。

 

今回のコロナ禍での休校措置は、学校も事前に準備する間もなく、いきなり始まったので、対応に苦慮されたことと思います。

必要な対応が目まぐるしく変わる日々の中ですから、目の前のことで手いっぱいで、外部の人との連携など考えられない状況だったかもしれませんね。

 

おそらく、地域学校協働活動推進員の多くが、そんな学校の状況に配慮して、不安や心配を抱えながらも、連絡を取ることは遠慮しつつ、それでも「何か学校の手助けができないか」という思いを持ち続けてくださっていたのでしょう。

 

実際に、手作りマスクを制作して学校に寄付したり、トイレ掃除のボランティアをしたり、校内への立ち入りは遠慮して登下校時の見守りに参加したり、といった活動をされていたという報告からも、地域の皆さんが学校や子どもたちのことを気にかけてくれていることがよくわかりました。

 

お話しを聞いて、私が思ったことは

平時のつきあいが、有事には役に立つのだな

ということです。

 

普段の活動を通して、学校と地域や保護者がよくコミュニケーションをとって、意思疎通を図っていれば、今回のような突然の事態になったときに、お互いにできることを補完し合う協働ができるのではないかと思うのです。

 

情報交換会での報告の中には、うまく意思疎通ができずに、不信感を持ってしまったようなこともありました。

日ごろから、学校が現状をオープンにして、地域に学校を開いて相談できる関係にしておくことが大切だと思います。

地域の方々も、学校が開かれることを願っていますよ。