まったり屋ベティのブログ

元PTA会長のまったり屋ベティがお届けする「学び続ける大人」のつぶやきです。

自分の言葉で伝えよう

ゼミ合宿のお手伝いでは、私は面接官役をさせていただきます。

 

例年、この合宿が初めての面接練習になるようで、ゼミ生さんたちは事前に考えてきた自己PRや志望動機など、覚えてきたことを発表することに必死です。

 

覚えたことを忘れてしまい、頭が真っ白になること。

他の人がスラスラと発表しているのを見て、自分の情けなさにがっかりすること。

不安な表情だったのに、うまく言えるとうれしそうな表情を見せることなど、悲喜こもごもな面接練習になります。

 

そんな面接練習のときに、ゼミ生さんたちにお話ししたことです。

 

自分の言葉で伝えよう

面接は、発表会ではありません。

面接官に、自分のことを知ってもらう場です。

ですから、伝わらなければ意味がないのです。

 

皆さんが最初にしていたのは「発表」でした。

覚えたセリフを読み上げている、という状態です。

皆さんの最初の「発表」からは、「伝えたい」という思いが感じられませんでした。

 

「伝えたい」という思いがあるかどうかなんてわかるのかな、と思うかもしれませんね。

しかし、案外、聞いている側は感じ取るものです。

まずは「伝えたい」という思いが持てるといいですね。

 

「伝えたい」という思いがあれば、「伝わるためにはどうすればよいだろうか」という工夫につながります。

では、どんな工夫があるでしょうか。

 

私は、「相手が想像しやすいように話をすること」だろうと考えています。

そのためには、具体的に話すことが大切です。

自分が経験してきたことや、そこから学んだことを、より具体的に、自分の言葉で話せばよいと思います。

 

「自分の言葉」というのが大切です。

なぜなら、そこには実感がこもっているからです。

 

美辞麗句を並べる必要はありませんし、面接官うけを狙って背伸びをする必要もありません。

借りてきた言葉には、実感がこもらないのです。

 

自分の言葉で、実感を持って話すことが、相手に伝わりやすい話し方だと思っています。

これから練習を重ねる中で、より具体的に話すことを意識してもらえるといいですね。

 

お題「わたしの仕事場」