知らないことは、よくわからない
恥ずかしながら、私は、障がい児が安心安全に過ごせるような場が地域に受け皿としてないことも、ないからこそそのための支援をするNPOがたくさんあることも知りませんでした。
それは接点がなかったからです。
私が子どものころ、学校には養護学級(現在は特別支援学級といいます)という普通学級とは違う学級がありました。
けれども、そこにどんな子がいるのか知りませんでした。
まったく交流がなかったからです。
大人になり、一般的な知識として、世の中にはたくさんの障がいを持った人がいることは知っています。
しかしそれは本やメディアを通して知った情報で、実際に関わりがないので「なんだかよくわからない」というのが実感です。
この「よくわからない」という感覚が、差別や排除につながっているのではないかと感じています。