社会に開かれた教育課程(2)
時代の流れによって、社会も変化してきました。
その中で、学校の役割も変化しています。
次は、新しい学習指導要領では、子どもたちにどのような力をつけたいと考えているのか、という視点から、それが「社会に開かれた教育課程」にどうつながっていくのかを見てみましょう。
子どもたちに付けたい力
国が、これからの時代を生きる子どもたちの教育を考えたとき、必要だと考えたのは次のような力でした。
- 学びを人生や社会に生かそうとする 学びに向かう力・人間性の涵養
- 生きて働く知識・技能の習得
- 未知の状況にも対応できる 思考力・判断力・表現力等の育成
こうした力をつけるためには、学校の中の学びだけでは不十分です。
社会の動きにも柔軟に対応する必要がありますし、社会の課題にも敏感である必要があるでしょう。
そのためにも、学校の中だけでなく、外にいるたくさん人々とも関わり合い、多様性に触れながら、子どもたちに学んでほしい。
それが「社会に開かれた教育課程」だと、私は考えています。