まったり屋ベティのブログ

元PTA会長のまったり屋ベティがお届けする「学び続ける大人」のつぶやきです。

大人の学び

みんなの学校(2)

私が「みんなの学校」を観た時に、まず思ったのは 「こんなにガチャガチャ、ワイワイしている中で、子どもたちは落ち着いて勉強できるのだろうか」 ということでした。 大空小学校には、落ち着きがない、じっとしていられないなどで、これまで学校になじめな…

みんなの学校(1)

インクルーシブ教育と聞くと、思い出すのは「みんなの学校」のことです。 「みんなの学校」というのは、大阪市立大空小学校の日々を追ったドキュメンタリー映画です。 minna-movie.jp 2006年新設の公立小学校で、開校当初からの校長先生のリーダーシップのも…

インクルーシブ教育のこと(6)

保護者の不安に寄り添いたい 私がインクルーシブ教育がすべての学校で推進されていることを知っていただきたい、と考えている理由の一つに、「保護者の不安に寄り添いたい」という思いがあります。 これまでに書いてきたように、インクルーシブ教育は「障が…

インクルーシブ教育のこと(5)

平等と公平 インクルーシブ教育では、障がいのある子どもが、学校教育から排除されず、自分の住む地域で他の子どもと平等に教育の機会を与えられることを求めています。 「平等に教育の機会を与えられること」というと、「とにかく学校に行くこと」に目が向…

インクルーシブ教育のこと(4)

前回の記事で、学校に求められる「合理的配慮」について書きました。 インクルーシブ教育を行う上で求められている合理的配慮では、さまざまな環境整備が必要になります。 しかし、どこの学校でもそのような環境を整えることは、実際には難しいです。 例えば…

インクルーシブ教育のこと(3)

では学校には、どのようなことが求められているのでしょうか。 学校では「インクルーシブ教育」にどのように取り組むのか、ということについてもお話しします。 「障がいのある者とない者が共に学ぶ」ということは、普通学級や特別支援学級などの区分けを排…

インクルーシブ教育のこと(2)

そもそも「インクルーシブ教育ってなに?」というお話しをしましょう。 Wikipediaから引用します。 インクルーシブ教育は、障害のある者とない者が共に学ぶことを通して、共生社会の実現に貢献しようという考え方であり、2006年12月の国連総会で採択された障…

インクルーシブ教育のこと(1)

前回のブログで、私は「インクルーシブ教育がそのための一助になることを願っています」と書きました。 皆さんは、「インクルーシブ教育」という言葉をご存じでしょうか。 教育関係者でなければ、ほぼ聞いたことがない言葉だろうと思います。 余談ですが、学…

ごちゃまぜの環境が「知る」につながる

私は「よくわからない」という感覚になってしまっている原因の一つに、学校教育があるのではないかと考えています。 これまでは「分ける教育」が行われてきました。 普通学級と特別支援学級に分ける。 普通の学校と障がい児の学校を分ける。 この「分ける」…

知らないことは、よくわからない

恥ずかしながら、私は、障がい児が安心安全に過ごせるような場が地域に受け皿としてないことも、ないからこそそのための支援をするNPOがたくさんあることも知りませんでした。 それは接点がなかったからです。 私が子どものころ、学校には養護学級(現在は特…

NPO法人「にこまる」

友人のママさんは、実はNPO法人の代表をされているすごい人です。 重度の障がいがあるお子さんを育てている中で、地域の中に必要な受け皿がないことに気付きました。 子どもに病気や障がいがあっても、地域の中で安心して生きていける環境を作りたい、そのた…

ママの笑顔の理由

私には、障がいがあるお子さんがいるママさんの友人が何人もいます。 そんなママさんに共通するのは、明るくて温かい「笑顔」です。 きっと毎日たいへんな思いをされているだろうに、どうしていつも明るい笑顔でいられるのだろうか、と不思議だなぁと感じて…